早実 清宮弟・福太郎が豪快弾!本戦出場決めた 17年春、兄以来の聖地目指す

 「秋季高校野球東京大会・1次予選2回戦、早実20-0中大杉並」(20日、早実グラウンド)

 日本ハム・清宮幸太郎内野手(21)の弟、早実・清宮福太郎内野手(2年)が2安打5打点と大暴れし、本戦出場へ導いた。初回1死二、三塁から右翼線へ先制2点適時二塁打を放つと、三回無死一、二塁では左翼へ豪快な3ラン。新チームから野球人生で初めて主将を担うスラッガーが、秋の公式戦初陣でチームをけん引した。

 高々と放物線を描いた。初回から猛攻をかけ、三回に迎えた福太郎の第3打席。「ファーストストライクをしっかり打てたというのはよかった」と1ボールから甘い球を見逃さなかった。左翼スタンド後方の室内練習場に直撃する特大アーチ。「打った瞬間入ったと思いました」と力強くダイヤモンドを一周した。

 節目に強い。昨夏の西東京大会では初戦となった3回戦で先制V打と鮮烈な高校球界デビュー。今夏の東京独自大会1回戦でも公式戦1号を場外弾で飾った。この日も新チームの公式戦初陣で躍動。チームを勢いづけるような打棒が光る。

 3年生が抜け、和泉実監督(59)から主将に任命された。兄も担った名門の重責。「試合前日の不安な感じとか、これが重みなのかなという感じ。これからの自分の野球人生にもプラスになるかな」と、かみしめている。

 「ファーストがなかなか決まらなかった。自分がいくことでうまくハマれば」と、これまでの外野から一塁へ回った。あふれ出すフォア・ザ・チームの意識。「よくやってくれている」と指揮官も新主将を称えた。来春センバツの参考資料となる戦いは10月17日に開幕。「勝てばいけるものなので」。冷静に、兄が主将だった17年春以来の聖地を目指す。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス