巨人マジック35!今季初スタメン田中俊、立岡が競演1号 坂本、岡本不在も9連勝

 お立ち台で笑顔の巨人・田中俊(左)と立岡
2枚

 「巨人7-6阪神」(16日、東京ドーム)

 巨人は“阿部道場”の門下生たちが師匠の猛ゲキに応え、奇跡の逆転Vを夢見る矢野虎を粉砕した。突破口を開いたのは今月13日に再昇格した田中俊。0-0の二回1死の場面で青柳の初球を一振りで仕留め、右翼席に運んだ。

 流れを引き寄せる今季初安打は貴重な1号先制ソロ。「打った瞬間は何も覚えていない」と感激のあまり記憶は飛んだが、「小さくなるな!本塁打を狙うくらい思い切ってスイングしろ!」という阿部2軍監督の教えはしっかり体現していた。

 同じ門下生の立岡は四回に今季初安打となる適時打を放ち、五回には右翼席へ1号3ラン。打席に入る前に、2軍指揮官から桑原の球の軌道に関する助言を授けられ「うまく打てたと思います」と最高の結果につなげた。

 それぞれ今季初スタメンで田中俊が3安打2打点、立岡が2安打4打点。奮起の裏には虫垂炎で離脱した元木ヘッドコーチに代わり、代行でベンチに入った阿部2軍監督の熱いメッセージがあった。

 「普段出ていない人はチャンスだと思って頑張ってくれ!」

 坂本と岡本が欠場した一戦。終盤に猛追されたが、逃げ切った。日本一に輝いた2012年以来、8年ぶりの9連勝。リーグ連覇へのマジックは一気に3つ減り、35となった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス