独協大初のプロ入りへ並木秀尊が快足アピール 2球団が視察

 「オープン戦、独協大4-3東洋大」(15日、東洋大グラウンド)

 今秋ドラフト候補で快足自慢の独協大・並木秀尊外野手(4年・市川口)が1安打1盗塁に好守と、プロ2球団スカウトの前で躍動した。初回の先頭で左前打を放って出塁すると、「(相手が)警戒している中で、いかに走れるかが勝負」と3番打者の2球目で盗塁成功。捕手の二塁送球がそれる間に三塁を陥れ、4番の左犠飛で先制のホームを踏んだ。

 コロナ禍から8月18日に活動を再開してこの日が対外試合3試合目ながら、昨冬の侍ジャパン大学代表候補の手動計測で5秒32と参加選手中トップだった走力は健在だ。六回には守備力も発揮した。一塁走者の盗塁を刺そうとした捕手が悪送球したが、すかさず中堅からカバー。「ランナーを見て落ち着いて送球できた」とワンバウンドで三塁へ正確に投げ、アウトにした。

 約3カ月半に及んだ個人調整期間は基礎トレーニングに励んだ。「チームの道具を家に持ち帰ってやったりしていました」と、ハードルといった器具を自ら車で往復して実家へ持ち込んで活用。瞬発力キープにつなげた。プロ志望届はすでに提出済み。「自分の持ち味は足なので。いかに塁に出てアピールできるか」と、独協大初のNPB入りを目指す。

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