オリックス・T岡田、球団8500号「いいきっかけに」

 「西武13-5オリックス」(9日、メットライフドーム)

 代打のオリックス・T-岡田が右翼席へと描いた美しい放物線は、史上5球団目となる8500本塁打となった。完敗を喫した中、八回に記念の一発が飛び出した。

 「知らなかった。勝ちたかったですね」

 自身通算178本目のアーチだが、記念弾には縁がなかった。「区切りというか9万9999号は打ったことあります」。2017年に“本塁踏み忘れ男”マレーロに奪われたNPB10万号を振り返った。

 これが8月19日・西武戦以来、実に54打席ぶりの8号となった。

 「なかなか自分のスイングができなくて(安打が)1本出ても続かなかった。いいきっかけになればいいと思います」

 左腕の内海が先発でスタメンを外れたが、記録に残る一発を復調の足がかりにする。

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