巨人・菅野 開幕10連勝!スタルヒン以来82年ぶり 原監督は球団最多勝利に王手

 「中日0-2巨人」(8日、ナゴヤドーム)

 伝説への道は続く。先発の巨人・菅野が大野雄とのエース対決を制し、自らの開幕からの連勝を「10」に更新した。進化した140キロ超のフォークを武器に、7回無失点で自身7度目の2桁勝利をマーク。仲間たちと歓喜を分かち合った試合後、右腕は感慨深げに語った。

 「6試合全部投げ切るというのは並大抵のことじゃない。その中で勝てたのは財産になります」。6試合連続完投の大野雄に心が揺さぶられた。「同じピッチャーとして本当に尊敬します」。チームを背負う男の執念を感じ、奮い立たされた。

 初回、二回と得点圏に走者を許したが「投げ切れたと思う」という高速フォークが竜打線の息の根を止めた。直球とカットボールの球速帯の中間、140キロ台の落ちる球が今季の飛躍の一因。中日戦は今季3試合25イニング連続無失点中と一度も得点を与えておらず、無双状態だ。

 球団史上開幕投手からの10連勝は1938年春のスタルヒン以来、82年ぶり2人目の快挙。菅野は「連勝記録を伸ばせるように頑張っていきます」と気合を込め、前を向いた。

 原監督の監督通算勝利数も1065勝となり、ついに川上哲治氏が持つ球団最多勝利に王手。指揮官は「いい投手戦でした」とエース対決を振り返り、節目の1勝を見据えた。

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