ロッテ・沢村 三者三振デビュー!入団会見から即出場でいきなりお立ち台

 「ロッテ3-2日本ハム」(8日、ZOZOマリンスタジアム)

 激動の一日を締めくくる舞台は、予想だにしなかったお立ち台だった。新天地でいきなりヒーローインタビューに指名されたロッテ・沢村は「初めまして、沢村です。名前を呼ばれた時の声援は、絶対に忘れない」-。1回を3者連続三振という圧巻の投球で移籍後初ホールド。チームの5連勝に力強く貢献した。

 出番は逆転した直後、1点リードの六回だった。新背番号「57」のユニホーム作成が間に合わず、福嶋打撃投手の背番号「106」のユニホームを借り、マウンドへ向かう沢村に大きな拍手が注がれた。本拠地で行われた入団会見後、即出場選手登録されて巡ってきた移籍後初登板。「マリーンズのために腕を振り抜く」と最速153キロをマークし、渡辺、大田、ビヤヌエバを三振に斬るとマウンドでほえた。

 電撃トレードから一夜明けたこの日、午前中にジャイアンツ球場を訪れ、2軍の首脳陣や選手に別れのあいさつを行った。青空の下、晴れやかな表情で「たくさん愛情を注いでもらったなと思っています」と言った。

 その中でも原監督、阿部2軍監督への思いは別格だ。「野球人としても一社会人としても、ずっと魅了されて9年半やってきた」と感謝の思いを込めた沢村。いつか“恩返し”を果たす日まで-。剛腕が新天地で大きな一歩を踏み出した。

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