「中日０－２巨人」（８日、ナゴヤドーム）

　首位巨人が３連勝。エース菅野は７回無失点の好投。３８年スタルヒン以来８２年ぶりとなる開幕投手からの無傷の１０連勝を飾った。５試合連続完投勝利中の中日・大野雄との今季絶好調の両投手による投手戦は、菅野に軍配が上がった。

　「自分の連勝記録も頭にあったので勝てて良かったです」

　菅野は初回、アルモンテへの死球、ビシエド中前打を打たれ２死一、三塁のピンチを招いたが、続く高橋を左飛に抑えて無失点。二回は２死から木下、大野雄に連打を浴びて２死一、二塁とされたが、大島を空振り三振に仕留めた。

　「序盤ピンチが来るだろうなと想定していた」と冷静に対処したと振り返る。三回以降は七回まで２安打に抑える危なげない投球。中日戦は今季３度目の登板でこれまでは２戦連続完封。今季の中日戦は２５回無失点。「それはまぐれだと思うので、いつか点はとられるのでその時はバタバタしないでいきたいです」と話した。

　８２年ぶりの快挙には「あまりピンとこないですけど、ジャイアンツの歴史に名を刻むことが出来たのは光栄です」と明かす。「チームの状態もすごくいいですし自分自身もまだまだ連勝を伸ばしていけるように頑張りますので声援宜しくお願いします」と声を弾ませた。