ロッテが沢村を求めた理由 逆転Vへブルペンの“切り札”になる可能性も
巨人・沢村拓一投手(32)とロッテ・香月一也内野手(24)の交換トレードが7日に成立し、両球団から発表された。
現在、首位ソフトバンクと0・5差。逆転優勝を狙うロッテにとって、沢村は“切り札”として貴重な戦力になる可能性を秘めている。ロッテ・井口監督は「力強いスピードボールで打者を抑え込むピッチャー。今までのうちにはあまりいないタイプ」と歓迎した。
「起用法に関してはこれから考えていきます」と言及しなかったが、今季の調整方法の経緯も含めて、リリーフでの起用が有力視される。7月10日、ジャクソンが大麻取締法違反で逮捕されて退団後、勝ちパターンを再編成。現在は唐川、ハーマン、益田で確立されているが、経験豊富な沢村が加われば戦力に厚みが増す。
原監督が「求められたというところが彼にとっても素晴らしい」というように、ロッテは沢村の実力を高く評価。今季は制球難でファーム調整していたが、井口監督は「今、チームは非常にいい位置にいるので優勝をするための力になって欲しい。頼もしい存在ですし期待をしています」とエールを送った。