ヤクルト・小川 熱投106球で最下位脱出!8回1失点、リーグ単独2位の8勝目
「ヤクルト10-3中日」(6日、神宮球場)
冷たい雨を切り裂く、熱い106球だった。ヤクルトがエースの力投で最下位脱出。小川が8回1失点でリーグ単独2位の8勝目。「雨がいい流れを持ってきてくれた。雨の中、応援ありがとうございました」。燕党の拍手に、笑顔で応えた。
我慢の連続だった。立ち上がりに先制点を許し、その後は味方の援護を待った。託された連敗ストップのマウンド。「一歩も引かないという気持ちだった」。勝敗を分けたのは六回。五回終了後の豪雨で28分間の中断から再開後の両投手の投球だった。小川がビシエドを併殺に斬って無失点で切り抜けた一方、中日・ロドリゲスは突然崩れた。
「これは通過点。上を目指して、一戦一戦戦っていきたい」と小川。雨の中で鮮やかに舞う傘がよく映えた。