ロッテ・安田 4番弾!チーム4連勝で4年ぶり貯金10、首位ソフトバンクと0・5差
「ソフトバンク2-4ロッテ」(6日、ペイペイドーム)
一振りで宿敵を沈めた。ロッテは首位・ソフトバンクに同一カード3連勝し、ついに0・5差と肉薄。価値ある一発を放った安田は「最近ずっと打ててなかった。いい結果が出て良かった」と充実感をにじませた。
五回に2-0と先制し、なおも2死一塁の場面。石川の浮いたカーブを仕留め、右中間に運ぶ15試合ぶりの5号2ランだ。「なかなか甘い球が来なかった。いいスイングができた」と自画自賛した。
7月21日の西武戦でプロ3年目にして初めて4番に座り、固定されてきた。そこには主砲を育成するという井口監督の覚悟があり「まだまだ打ち損じが多い」と厳しいのは期待の裏返し。4番の重圧もかかるが、若武者は「苦しい時が多い。へこたれずに」と前向きに取り組んできた。
それでも今回のカードが始まる前は調子を落としていた。3連戦初戦の試合前に指揮官から声をかけられた。「もう一回初心に返って。キャンプからやってきたことを思い出してやっていこうと」と安田。リラックスして打席に立ち、首位チームを倒した。
チームは4連勝で貯金10は4年ぶり。首位浮上のために4番の打棒は不可欠だ。「自分のスイングができるように準備をしてやっていきたい」と初々しく覚悟を示した。