ロッテ・中村奨、先制弾&V2点打 ソフトバンクに相性抜群の打率・462
「ソフトバンク4-5ロッテ」(5日、ペイペイドーム)
執念で白星をつかみ取った。ロッテは首位・ソフトバンクとの直接対決で連勝し、1・5ゲーム差に接近した。
中村奨が2安打3打点とまた躍動した。二回に先制の6号ソロ。七回は1点差に迫り、なおも1死二、三塁で左翼線に逆転の2点二塁打だ。4日の同戦でも勝ち越し打を放ち、今季の対ソフトバンク戦は打率・462。抜群の相性を誇るが「そう言われるとよくない方向にいく。言わないようにお願いします」と謙虚だった。
守備のミスを挽回した。六回に同点とされなおも1死二、三塁の場面。栗原のライナーを二塁・中村奨がファンブルし、一塁へ送球した間に、三走・柳田に本塁へ突入された。「守備で迷惑をかけているので打てて良かった」と語り、井口監督は「奨吾(中村奨)が取り返してくれた」と目を細めた。
宿敵に肉薄したが勝負どころは、これからだ。指揮官は「上を目指さないといけない。あした、しっかり勝てるように」と同一カード3連勝を誓った。