DeNA・大貫「何も変えずに」プロ初完投 救援陣休ませラミレス監督が賛辞
「広島1-10DeNA」(5日、マツダスタジアム)
苦しむDeNAを救ったのは2年目の大貫だった。8安打1失点でプロ初完投、チーム単独トップの6勝目を挙げた。13連戦中で、ここまでフル回転してきた中継ぎ陣を休ませた。連敗は4でストップ。ここから巻き返す。
広島とは初対戦。「ツーシームがいいと戸柱さんに言われた。自信を持って投げました」。バットの芯を外し、凡打の山を築き上げた。112球で9回を投げ抜き、「いつもリリーフの方に助けられていたので」と手応えをにじませた。
1日からの13連戦は巨人に3連敗でスタート。前日4日は4時間47分の激闘の末、12-12で引き分けた。心身ともに疲弊する試合が続いていたが「だからこそ、何も変えずに臨みました」と大貫。ラミレス監督は「素晴らしい投球」と賛辞を惜しまなかった。