ソフトバンク連敗 工藤監督「美馬投手を早めに攻略しないといけなかった」
「ソフトバンク4-5ロッテ」(5日、ペイペイドーム)
ソフトバンクが逆転負けを喫した。
1-2で迎えた六回裏に4番・グラシアルの同点打や柳田の好走塁などで、4-2と逆転に成功。しかし、七回表に三塁手・松田の失策で先頭打者の出塁を許すと、そこから笠谷、松本の若手投手陣が踏ん張れずに3点を奪われて4-5とすぐさま試合をひっくり返された。
最終回は1死三塁と同点機を作ったが、代打・川島は二直に倒れた。スタートを切っていた三塁走者の周東が戻れず併殺で試合終了となった。
ロッテ戦は3勝7敗1分。昨年の8勝17敗に続き苦戦を強いられている。また、ロッテ先発の美馬には今季3戦3敗。楽天で投げていた昨季も7度対戦して1勝3敗、防御率1.97で、「鷹キラー」をまたも攻略できなかった。
工藤監督は「見ていて、美馬投手も調子がいいというわけではなかったと思う。早めに攻略しないといけなかった。そうすれば相手のベンチも代え時を考えたと思う」と悔しさをにじませた。
首位の座は守っているが、2位ロッテが1.5差とジワリと近づいている。苦手意識を持ったまま勝負どころとなるシーズン後半へ向かっていくわけにはいかない。