ヤクルト・青木 最後まで諦めない!敗戦も意地のチームトップ12号
「ヤクルト2-4中日」(4日、神宮球場)
最後まで諦めない姿勢を見せ続けた。価値ある一発に、望みをつないだ四球。ヤクルトの主将・青木がチームトップの12号ソロを放ったが、悔しい空砲に…。それでも村上の11本塁打を上回り、堂々のチームトップに立った。
初回だった。青木がバットを強く握ると、その8球目。139キロのカットボールを右翼席へと運んだ。「インコースの球でしたが、うまく反応していい形で打つことができました」と納得の一打を振り返った。
逆転を許して迎えた八回の打席では、2死走者なしから10球粘って四球を選んだ。4番から始まった九回にも出番を信じ、スコアラーとデータを見つめた。勝利を目指し、最後まで諦めない主将の思い。その背中で、チームをけん引し続ける。