ヤクルト・高津監督「僕もよくわからない…」マクガフまさかの無人けん制で逆転負け

 「阪神4-3ヤクルト」(3日、甲子園球場)

 敵地に沸くどよめきと大きな拍手が、現実と向き合わせた。勝敗を分けたのは、誰もいない一塁へのけん制悪送球。まさかのミスが招いた逆転劇。試合後のヤクルト・高津監督は悩みながらも、静かに言葉を絞り出した。

 「ちょっと本人に聞いてもらいたい。僕もよくわからない…」

 問題の場面は七回だ。1死一、三塁で阪神ベンチは代打・中谷を起用。ここで高津監督もマクガフへの継投を決断した。助っ人がここを空振り三振に斬り、あと1死。

 だが2死一、三塁で近本への2球目だった。一走・陽川が、二盗に成功。そして4球目を投じる前、マクガフが無人の一塁へけん制球を送り、一塁手の坂口も捕球できず。ボールが転々とする間に2走者の生還を許した。

 無走者の塁に送球した場合は、ボークの判定になる。そのため高津監督もすぐさまベンチを飛び出し、審判に直接確認。その際に「坂口が捕っていたらボーク。でもそれを捕れなかったら送球扱いになるので、(ボークと悪送球で)2人とも生還を認めます」との説明を受けたという。

 ミスが生んだ大きな1敗。指揮官は「こちらも反省することがあったワンプレー」と責任を背負う。そして「ミスをすれば負ける。一つのミスがこれだけ大きな失点につながる」と自戒の意味を込めて、言葉を紡いだ。

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