オリックス7連敗 西村監督は山崎福をかばう「八回のところだけですよね」
「ソフトバンク4-1オリックス」(14日、ペイペイドーム)
オリックス・山崎福は今季最長となる八回途中まで投げたが柳田に決勝3ランを浴び負け投手になった。
「初回に1点を失ってしまいましたが、二回以降は低めに集めることができていましたし、しっかりとコースにも投げられていたと思います。いい流れを持って来られるようにテンポよく投げることを意識していました。最後の場面は打たれたこともそうですが、その前の四球のところを反省しなければいけませんし、なんとか粘ることができず、悔しいです」
今季最多115球の熱投も報われなかった。
西村徳文監督は「よくがんばった、ですよね。あそこ、八回のところだけですよね。ただ、上林の四球がちょっと痛かった」と柳田の前、上林への四球を悔やんだ。
報道陣から山崎福に勝たせてあげたかった?との問いに「もちろん、そうですけどね…」と力なく話すしかなかった。
打線は初回に先制しながら7安打で1点。2試合連続で先制しながら追加点が取れない状況が続いた。
「そうですよね、そこですよね。そのあと、というところがね…」
三回は2死満塁から伏見が遊ゴロ、六回は2死一、三塁から代打・西村の場面で2球目に重盗失敗。九回は無死一塁からロドリゲスに代打・福田を送って無死一、二塁とするが、そこから三者凡退で走者も動かずゲームセット。
8月は6日・ロッテ戦で山崎福が勝ち投手になったのみ。1勝9敗1分け。この11試合は打線が83安打で25得点なのに対して、被安打96で61失点。投打の収支はまったく割に合っていない。
2軍で打率3割以上をキープする中川、杉本、西野らがいる。入れ替えによる刺激策か、現有戦力の復調を待つか、いずれにせよこのまま負け続ければ最短で16日に自力Vの可能性が消滅する。