尽誠学園が優勝 村上が完封「自分の投球を貫こう」と気迫
「高校野球香川大会・決勝、尽誠学園5-0高松商」(13日、レクザムスタジアム)
香川県代替大会決勝が行われ、尽誠学園が高松商を破って優勝を果たした。
先発の村上侑希斗投手(3年)が粘り強い投球で完封。四回まで走者は出すものの、得点につながらない展開だったが「点が入らない中ででも、自分の投球を貫こう」と、最終回に自己最速タイの140キロを記録するなど、最後まで気迫の投球を見せた。
五回1死満塁、その村上の犠飛で均衡を崩した。左翼への浅めの当たりだったが、三塁走者の福井駿外野手(3年)が快足を飛ばして先制のホームを踏んだ。すると打線がつながりだし、六回は福井と4番・宝来真己内野手(3年)の適時打で2点、七回も主将の菊地柚内野手(3年)の適時打などで2点を追加した。
初戦から準決勝まで4試合をすべてコールド勝ち。この日も中盤から高松商を突き放し「圧倒できたと思います」と笑顔で大会を振り返った村上。次は17日の甲子園交流試合・智弁和歌山戦。「粘り強く、強いチームを倒したい」と、高校最後の試合へ気を引き締め直した。