ソフトバンク・和田4勝目「手応えのあるピッチング」
「ソフトバンク6-0オリックス」(12日、ペイペイドーム)
ソフトバンク・和田は七回途中3安打無失点で4勝目。7人の先頭打者を全て打ち取ってリズムをつくり、チームを今季4度目の3連勝に導いた。39歳のベテランは「手応えのあるピッチングだった」と充実感にあふれた。
140キロ台の伸びのある直球を主体に、要所でスライダーを駆使した。カウントを悪くしても落ち着いた投球を続け、無四球。2死から初安打を許した四回は、続くジョーンズに対し3ボール1ストライクからまずは直球を見せ、最後は内角低めに沈めて空振り三振を奪った。
涌井との投げ合いになった前回登板の楽天戦では、五回に3失点を喫し初黒星。降板後にはグラブをたたきつけた。「久しぶりに自分に腹が立った。まだまだああいう気持ちがあるんだなと。やっちゃいけないけど、冷めるよりは熱い方がいい」と振り返る。
闘志に火を付けて臨んだマウンドで、今度は我慢比べを制し「何とか粘っていれば必ず点を取ってくれると信じていた」と笑みがはじけた。