日本ハム・中田、本塁打&打点2冠トップ 今季2度目2発!自己最多6打点
「ロッテ4-12日本ハム」(12日、ZOZOマリンスタジアム)
右へ左へ、主砲の豪快なアーチが夜空にかかった。日本ハム・中田が今季2度目となる1試合2発の大暴れ。プロ13年目にして自己最多の6打点をたたき出し、チームを快勝に導いた。
まずは初回。2死一塁で、小島の内角に食い込む131キロの変化球を振り抜いた。「投手を楽にさせたい一心で必死だった」と振り返る打球は夜風を切り裂き、左翼席上段まで到達。「力感のないスイング」から生まれたパワフルな一発で先制点をもたらした。
七回には南から143キロ直球を今度は右翼席へと突き刺す15号3ランだ。「球に力がある投手。ストライクゾーンに来たら振り負けないように打ちました」。力と力の真っ向勝負に打ち勝ち、お立ち台では誇らしげに胸を張った。
九回にも適時打をマーク。ホームラン、打点(51)ともにリーグ単独トップに躍り出た。それでも「本塁打2本より打点の方がうれしい。走者をかえす仕事ができたので打点が1番」強調した中田。自分の仕事に徹していく。