巨人・原監督「勇人に託した」坂本1番起用の理由を明かす
「巨人8-1ヤクルト」(12日、東京ドーム)
投打がかみ合って、巨人が連敗を3で止めた。ここ5試合連続5安打以下と低調だった打線の組み替えが奏功。4発を含む12安打8得点と活力を取り戻しての勝利。原監督は「いい感じでいきましたね。はやめに替えておけばよかったんですかね」と笑いを誘った。
この日は18打席連続無安打だった坂本を今季初めて1番に。2番にパーラ、3番にウィーラーと並べ、不動の4番に岡本を据えた。5番に大城、6番に23打席連続無安打の丸を配置する新打線で臨んだ。
原監督は1番・坂本の意図を「1番バッターがいなかったっていうのがね。流れの中でプレーボールがかかり、先頭バッター三振というのが多くて。その辺を勇人に託した」と明かした。
坂本は二回2死二塁でヤクルト先発・原から、20打席ぶりの安打となる左翼席への8号2ランを放つ。六回の第4打席でも左越え9号ソロ、七回には中前打を放ち猛打賞。期待に応えた。
一方の丸は八回にダメ押しとなる適時二塁打を放ち、こちらも猛打賞を記録。「(丸は)3番というのがジャイアンツのスタイル」と今後は打順を戻す考えを明かした指揮官だが「もうちょっとこのオーダーもいいのかなと思いました」。この日の打線のつながりに満足そうだった。