広島商が決勝進出 プロ注目左腕・高井166球熱投 9回4安打3失点
「高校野球広島大会・準決勝、広島商5-3武田」(8日、鶴岡一人記念球場)
広島商が武田に競り勝ち、2年連続で決勝進出を決めた。プロ注目の左腕・高井駿丞投手(3年)が166球の熱投で9回4安打3失点(自責1)で完投した。
二回に2安打を許し、味方の失策なども絡んで3点を失ったが、その裏にすぐに打線が追いつき、四回には勝ち越しに成功した。高井は「3点を取られたが、切り替えられた。開き直りました」と気持ちを切らすことなく、五回以降は無安打に抑える快投ショー。「粘り強く投げてくれた」と荒谷監督もたたえた。
連覇に“王手”をかけた広島商。決勝戦は9日午後1時から同球場で広陵と対戦する。「大会が無事に決勝まで行われることを感謝して、全員で戦いたい」と指揮官。広商ナインが一致団結し、頂をつかむ。