巨人・原監督 野手・増田大登板は最善策 過密日程見越し開幕前に投手経験リサーチ

 巨人・原辰徳監督(62)は7日、11点差をつけられた前日6日の阪神戦(甲子園)の八回1死から、増田大輝内野手(27)を6番手としてマウンドに送った策について、改めて最善の策だったと強調した。

 前夜のブルペンには中川、大竹、鍵谷、大江の4投手が残っていたが、点差を考慮して温存。巨人では1946年の千葉茂以来となる野手登板に踏み切った。

 この日、神戸から名古屋への移動前に原監督は「俺たちは勝つ目的に向かうためにやっている。ピンチの時ほどチャンスがある。何かチャンスがないかってなったのがあの策」と話した。今季はコロナ禍により3カ月遅れで開幕。過密日程が続くことを見越しての対策だったと明かした。

 十中八九、勝利を諦めたのなら、代打・中谷に満塁弾を浴びた後も、7失点した堀岡をそのまま続投させる手もあった。だが「そこは無責任。(続投は)非教育的だろうね」と、21歳の若手にこれ以上自信を喪失させないように配慮したと位置付け、この日、堀岡の出場選手登録を抹消した。

 首脳陣は開幕前、投手経験のある野手をリサーチし、マウンドに送る算段を整えていた。増田大、岸田らには大敗下の場合、登板がある可能性を伝えていたという。「思いつきではない。ダメとか良いとかよく分からない。そういうことをいうのは本末転倒のような気がする」と原監督。投手の登板過多を避けるため、敗戦処理の野手登板は今後もありそうだ。

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