「オリックス３－１ロッテ」（６日、京セラドーム大阪）

　オリックスはロッテ戦今季９試合目にして初勝利。開幕７連敗という５９年ぶりの負の流れを止めたのは山崎福だった。ＭＡＸ１４１キロながら代名詞でもある最遅９４キロのスローカーブを織り交ぜる投球で的を絞らせず、６回無失点の好投で２勝目を挙げた。

　「自分の投球をすることだけ考えた。寅威さん（伏見）のリードが良かったので２勝目できました」。前回７月３０日の日本ハム戦で四回途中７失点ＫＯ。中６日の調整期間に映像を見返し、左腕の使い方を修正した。

　２年前、マリナーズ・菊池と話す機会を持った。「あれだけの人でもあんなに追い込んでいる」と考え方が変わった。昨年も１０月からウエートトレを続け肉体改造。その成果が６年目で初となる先発ローテ入り。２勝はいずれもチームの連敗を止める貴重な勝ち星となった。