ロッテ 守備のミスから九回に追いつかれ引き分け、井口監督「しょうがない」
「オリックス5-5ロッテ」(4日、京セラドーム大阪)
ロッテが土壇場で同点に追いつかれ、引き分けに終わった。昨季限りで阪神を退団し、新加入した鳥谷敬内野手(39)の珍しい守備のミスがきっかけだった。
鳥谷は九回の攻撃で代走として途中出場。迎えた1点リードの九回の守備から三塁に入った。先頭・安達の痛烈な三ゴロをファンブルし出塁を許した。これが鳥谷が犯した移籍後初失策。さらに2死二塁のピンチを迎え、打席の吉田正が放った三塁へのゴロは鳥谷の手前でイレギュラーし、捕球できずに転倒した。
百戦錬磨のベテランは悔しそうな表情を浮かべた。これが三塁強襲の二塁打となり、同点に追いつかれてしまったが「しょうがない」と井口監督。結果的には守備のミスが響いてドロー。それでも指揮官は「みんなでしのいでくれた。引き分けで終わった」と負けなかったことを評価した。