倉敷商が4強入り 原田主将、同点打も反省「その後の打席が雑…練習したい」
「高校野球岡山大会・準々決勝、倉敷商7-2玉島商」(1日、エイコンスタジアム)
昨秋の中国大会を制した倉敷商が順当に4強へ進出した。
初回2死からの4連打で先制点を許したが、主将がひと振りで取り戻した。
1回裏1死、2番で主将の原田将多内野手(3年)はフルカウントから「インコースまっすぐを振り抜く」と、狙い打ち。梶山和洋監督が「あれが大きかった」と振り返る同点弾を、左翼スタンドへ放り込んだ。その後、田村幸哉捕手(3年)の適時打で勝ち越すと、二回には4番・福島大輝外野手の左翼線を破る2点適時打などで4点を追加した。
原田主将は「1本出たのは良かったけれど、その後の打席が雑になってしまったので練習したい」と、浮かれることなく話した。
投げては、先発の福家悠太内野手(3年)の後を継ぎ、五回から登板した2年生エースの永野司投手が5回1失点の好投。岡山県の頂点、そして15日の甲子園交流戦・仙台育英戦へ上々の仕上がりを見せた。