東海大相模-横浜が異例の練習試合 スカウト12球団46人が大集結
「練習試合、東海大相模6-3横浜」(31日、バッティングパレス相石ひらつか)
8月1日に開幕する今夏の神奈川代替大会を前に、屈指の好カードが実現した。
東海大相模と横浜の一戦はプロ注目の東海大相模・鵜沼魁斗外野手(3年)が先制ソロアーチ。横浜のWエースである左腕・松本隆之介投手や右腕・木下幹也投手(ともに3年)を攻め立て、6-3で逃げ切った。
神奈川でライバルとしてしのぎを削る両校が、練習試合を行うのは異例。単なる調整ではないのは両軍の本気度からひしひしと伝わってきた。コロナ禍で県内校のみと練習試合を組む東海大相模・門馬敬治監督に横浜・村田浩明監督が対戦を依頼。当初予定されていた7月26日は雨で流れ、仕切り直した一戦に門馬敬治監督は「いい時間を過ごしました。たった1試合なんだけど、ものすごい価値のある試合」と充実感をにじませた。
夏の公式戦直前に異例となるライバル対決を視察しようと、NPB12球団46人が集結した。神奈川県独自による今夏の大会はスカウト関係者らの入場が認められない方針。両チームの逸材チェックにバックネット裏には西武・渡辺GMやヤクルト・小川GMら幹部の姿も目立った。阪神も畑山統括スカウト、吉野スカウトの2人態勢で熱視線を注いだ。