日大三と帝京が練習試合 8・10東京都東西対決での再戦熱望

 帝京との練習試合に先発し、力投した日大三・児玉
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 「練習試合、日大三9-4帝京」(11日、日大三グラウンド)

 東東京と西東京を代表する名門が大会直前に相まみえた。ともに甲子園春夏通算3度の優勝を誇る帝京(東東京)と日大三(西東京)は神宮第二球場ラストゲームとなった昨秋の東京大会・準々決勝以来の対戦。1点差と接戦だった前回とは違い、互いに伝統の強打を披露しながら昨秋敗れた日大三が雪辱に成功した。

 3-0とリードした日大三が五回に打者9人5得点の猛攻で一気にたたみかけた。一方的な展開になりかけたが、帝京もすぐさま反撃。五回2死一塁から主軸の小松涼馬内野手(3年)が「自信になった」と高校通算10号となる左翼への2ランを放つなど、日大三エース左腕・児玉悠紀投手(3年)を攻め立てて4点を奪った。

 18年冬にキューバ遠征した東京都高野連の代表チームで帝京・前田三夫監督と日大三・小倉全由監督がともに首脳に入り、タッグを組んだ。この縁から昨年には夏の東西東京大会開会式前日に練習試合を敢行。今年も大会開幕を1週間後に控えた中で、腕試しの場を設定した。

 「(前田監督は)目標の監督さん。胸を貸してくれるというのは感謝しています」と小倉監督が口にすれば、前田監督も「(小倉監督は)関東第一時代からいいチームを作っている。これだけのチームとやれてよかった。いい勉強になります」と互いに認め合う間柄だ。

 コロナ禍で都独自大会となった今夏は、8月10日に東西王者が激突する舞台が用意されている。「何とかやれれば」と口をそろえた名将二人。甲子園のない異例の夏となった中で、両チームとも新たな目標を持って真剣勝負に挑む。

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