ヤクルト-中日は引き分け 2夜連続の総力戦の末に…
「中日5-5ヤクルト」(8日、ナゴヤドーム)
2戦連続の延長戦となり、二夜連続の総力戦となった。高津ヤクルトは懸命の継投で、開幕から初めての引き分けに。勝ちきれなかったが、敗戦は免れた。
両先発が早期降板となった。ヤクルト先発のイノーアは、立ち上がりからいきなり3失点。打者一巡の猛攻を受けるなど、44球を要した。味方が同点に追いついた直後の三回も2失点。2試合続けての3回KOで、防御率は10・64まで跳ね上がった。
だが、リリーフ陣がしっかりと試合を立て直した。中澤が2回無失点、長谷川、梅野、清水、寺島がそれぞれ1イニングを「0」でつないだ。
一方の打線はエスコバーが来日初の猛打賞で、4安打の固め打ち。7月に入りわずか3安打、打率・115と苦しんでいた山田哲も8試合ぶりに適時打を放ち、同点とした。相手先発の山本を自己最短の3回0/3で4安打5四球5失点でKO。マウンドから引きずり下ろしたが、ヤクルト打線も中日リリーフ陣を打ちあぐねた。16試合目で初めての引き分けとなった。
一方、中日は初回に3点、三回にも2点を勝ち越したが、2度のリードを守り切れなかった。