オリックス今季初連勝 山本4死球、史上最多タイ1イニング3死球も動揺なし

 「西武5-8オリックス」(5日、メットライフドーム)

 不穏な空気が場内に流れた。六回、オリックス・山本の抜けたカーブが木村に当たる死球。これがこのイニング3個目。プロ野球タイ記録となる乱調に相手ベンチは殺気立っていた。それでもマウンド上で冷静だった。続く川越に対してもしっかり内角を突いた後、152キロで二飛に打ち取り無失点で切り抜けた。

 七回2死から山川に152キロのシュートを当て、球団タイの1試合4死球。それでも4個中3個の原因となったシュートが生きた。最速154キロの速さのまま右打者の胸元に食い込み、左打者から逃げていく魔球で強力西武打線を7回4安打に封じた。

 「動揺はなかったです。コントロールできなくて当ててたわけじゃなかった。次の打者を抑えようと思っていました」

 どんなピンチにも動じない強いハートが最大の武器だ。初回のロドリゲスをはじめ3失策で足を引っ張られても2失点(自責1)。「絶対に勝とうと思って投げた」という試合でチームを今季初の連勝、初のカード勝ち越しへ導いた。

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