ヤクルト・西浦 ミス帳消しの逆転弾!重い雰囲気吹き飛ばした!

 「ヤクルト4-3広島」(1日、神宮球場)

 一時、雨が上がった神宮に虹を描くようだった。2-3の四回無死一塁。ヤクルト・西浦が巧みに左翼ポールを巻く逆転2ランを放った。「流れがあまり良くなかったので、後ろにつないでチャンスにする気持ちだったが、いい角度で上がってくれた。率直にうれしかった」と実感を込めた。打ったのは内角低めの難しいスライダー。最後まで左肩の開きを我慢させた分、打球は切れることなく左翼席へと吸い込まれた。

 三塁守備で一回、2死二塁から捕球後に一塁へ悪送球してしまい、先制点を献上した。直後に逆転しても、先発スアレスが三回に集中打を浴びて2-3とひっくり返された。それだけに勝負どころで名誉回復も果たした5番打者を、高津監督は「重い雰囲気になりかけたところで、いい打撃をしてくれた」と褒めた。

 6月25日には阪神の守護神、藤川から代打で逆転サヨナラ3ラン。度重なる故障や不振でレギュラー獲得の好機をものにできないまま迎えた7年目。挫折を乗り越えた29歳が、ここぞという時に輝きを放っている。

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