「西武３－２オリックス」（６月３０日、メットライフドーム）

　オリックスは、４試合連続の１点差負けで７連敗。昨年９月の８連敗以来となる大型連敗となった。

　守り負けた。先発アルバースは四回２死まで無安打だったが、山川に四球を与えると外崎に初安打を許し一、二塁。初めてのピンチに中村を一ゴロに打ち取るが…Ｔ－岡田がはじき満塁（記録は失策）。栗山に先制の２点適時打を許した。

　六回には無死一塁から山川の三ゴロを中川が二塁へ悪送球。続く外崎の内野ゴロ間に追加点を許した。失点したアルバース、神戸はいずれも自責点ゼロ。守備のミスが１点届かない要因となった。

　西村監督は「そこが失点につながっている。きっちり取っていかないといけない。投手はきょうは頑張ってくれた。結局、六回の１点が…」とミスを責めた。

　打線はロドリゲスの一発のみ。七回２死二塁のチャンスでは１番・中川に代えて代打・山足を送ったが点には結びつかなかった。

　「中川は（打率）１割台。打つ方で結果を出せていないから」

　近年、最も開幕から負け込んだ１５年でも２勝８敗。これを上回る不振となった。「これからですね。あと１１０試合しっかり戦っていくだけ」と無理やり前を向いた指揮官。月が替わって流れも変わってくれたら－。