ソフトバンク・岩崎 連日の逆転被弾…工藤監督の自信回復願い届かず
「西武8-7ソフトバンク」(27日、メットライフドーム)
逆転満塁本塁打を浴びた前日のリベンジを胸にマウンドへ上がったはずだ。2点リードの七回、ソフトバンクの岩崎は気迫のこもった球で簡単に2死を取る。だが、源田、外崎は詰まらせながら連打され、4番・山川を迎えた。初球に投じた速球は捕手が構えた内角とは逆のコースへ。バックスクリーンに届いた打球を見届け、上塗りされた屈辱にうちひしがれた。
2番手の高橋礼は3回を投げて得点を与えていなかったが、30日の日本ハム戦から中継ぎで待機してもらうため、余力を持って交代させた。モイネロにつなぐ七回を「岩崎君に何とかびしっと抑えて自信を取り戻してほしい」(工藤監督)ともくろんだが、悲劇的な逆転負けに再び襲われた。
工藤監督は岩崎の2軍行きは否定し、「投手コーチとも話をして、今のところが本人的にきつければまた考える」と勝ちパターンの継投から外れる可能性を口にした。