ヤクルト・山田哲 満弾!原G粉砕 六回一挙7得点!

 「ヤクルト9-6巨人」(27日、神宮球場)

 テレビの向こうの燕党は、傘を乱舞させたに違いない。ヤクルト・山田哲が2点を追う六回の猛攻撃を、ど派手に締めた。3点を奪い、なお1死満塁。巨人4番手・藤岡の甘く入った直球を強振。打球は大きな放物線を描き、左翼席に着弾した。この回一挙7点。首位・巨人の継投策を砕いた。

 一塁ベンチに笑顔の花が咲く。前夜に続く一発は、昨年9月4日以来のグランドスラムとなり「最高のカタチになってくれて良かったです」と表情を緩ませた。満塁での一発は4年連続で、畠山に並ぶ通算7本目。球団の顔としての実績をまた一つ、積み上げた。

 山田哲の仕上げ弾の舞台を整えたのは、ベテランの青木だった。1点差に詰め寄り、なおも1死満塁で代打として登場。「積極的に」と初球をたたき、逆転の2点二塁打だ。“休養日”でベンチから戦況を見つめていた主将。勝負どころを逃さず、一振りで仕留めた。

 4点リードを守れなかった前夜の逆転負けを引きずらず、やり返した。「こうやって前向きにやれたというのは大きい」とチームの成長を口にした青木。「こういうのが、いいルーティンになってできてくるといい」と望んだ。一日で勝率5割に復帰。最下位からの逆襲へ、痛快な勝利の一つ一つが、糧となっていく。

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