明石商・中森は3回2失点 注目の進路は「プロか進学か半々」阪神スカウトは「順調」
「練習試合、須磨翔風2-9明石商」(27日、明石商グラウンド)
今秋ドラフト上位候補の明石商・中森俊介投手(3年)が今年初の対外試合登板に臨み、3回6安打2失点と力投した。
7-0の七回からマウンドに上がった中森は、初球から146キロをマーク。続けて投じた2球目の146キロ直球を中前にはじき返されたが、2人目の打者を落差のある変化球で空振り三振に封じた。盗塁などで1死三塁とされた場面では、この日最速の147キロで詰まらせたゴロをサードが素早くホームに送球し、得点は与えず。
九回に連続安打を許すなどして2点を失ったが、視察した阪神の熊野スカウトは「順調にきていると思う。コントロールは問題ないし、球種も豊富。ここから上げていってくれたら」と期待を寄せた。
しかし、中森は「上半身に力が入ってしまって、思ったより空振りが取れなかった。今日は全く(ダメ)でした」と自身を厳しく評価。卒業後の進路についても「プロか進学かは半々。もちろんプロに行きたい思いは強いですが、今の時点では通用するレベルに達していないので」と慎重に決めていく考えを明かした。
中森は、明日と来週の練習試合でも登板を予定。7月から始まる代替大会に向け、急ピッチで調整していく。