ヤクルト・西浦 やったぞ!逆転サヨナラ弾!9回2死から球児撃ち
「ヤクルト3-1阪神」(25日、神宮球場)
歓喜の輪ができる中、ヤクルト・西浦はヘルメットを高く、高く放り投げた。背番号3が九回2死一、二塁から殊勲の逆転サヨナラアーチ。「やったぞという感じ。みんながすごく喜んでくれてうれしかった」。高津ヤクルト初の劇勝で、カード勝ち越しを呼び込んだ。
この日は同級生の高梨が奮闘していた。ベンチからその背中を見つめ、「なんとか途中から出て、貢献したい」とバットを握った。藤川の直球を捉えた打球は、そんな強い決意に後押しされ、左翼席へ着弾した。
開幕直前の14日・楽天戦を上半身のコンディショニング不良で欠場、そのまま開幕を2軍で迎えた。「絶対に出てやる」-。21日に1軍へはい上がってきた男が、笑顔でダイヤモンドを回った。