DeNAドラ2坂本、新人先発一番星 31年ぶりルーキー初登板初先発対決で躍動

 「DeNA10-2中日」(25日、横浜スタジアム)

 小さな笑顔を浮かべ、最後の打球を捕ったロペスからウイニングボールを受け取った。今永、浜口、東、上茶谷に続く新人開幕ローテに名を連ねたDeNAドラフト2位・坂本裕哉投手(22)=立命大=が6回1安打無失点の快投。球団史上10人目、その先輩4人でも成しえなかったプロ初登板初勝利を刻んだ。

 「本当に勝ちたかった。思い描いていた監督とのツーショット(撮影)ができて良かったなと思います」

 中日・岡野との1989年以来となる新人同士による初登板初先発対決。二回に3者連続三振を奪うなど、五回までノーヒットの圧巻の投球だった。「フラットな気持ちで、冷静に力を抜いて投げられた」と淡々とアウトを重ねていった。

 立命大の2学年先輩の東の背中を追う形での入団。2月に左肘手術を受けた、その東の思いも背負っている。手術後に「今年はお前に任せたぞ」と託され、数日前には寮で「頑張れよ」と激励を受けた。「最高のお手本」と尊敬してやまない先輩への思いも込めた。

 六回に自身の暴投のカバーの際に右足首をひねり、この回限りで降板。「詰めの甘さ」と厳しく自己評価した22歳に、ラミレス監督は「期待以上。エースになれるポテンシャルを持っている」と賛辞を贈った。4連勝で貯金は2。系譜を継いだ背番号20が大きな流れを呼び込んだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス