巨人・原監督 開幕星で球団6000勝だ!「非常にいい高揚感とまあまあの緊張感」
新型コロナウイルスの感染拡大で延期が続いていたプロ野球が、当初予定から3カ月遅れながら、国内主要スポーツの先陣を切って、19日に開幕する。
ファン、選手、球界関係者…誰もが待ちわびた開幕が迎えられることに喜びをかみ締めた。巨人・原監督は18日、感謝の念を持って、連覇を目指すと誓った。
本拠地・東京ドームでの最終調整。指揮官は時折笑顔を交え、打撃ケージの裏で選手たちの動きを見守った。「非常にいい高揚感とまあまあの緊張感と、いよいよ始まるなという期待感とね。いい感情ですね」。3カ月遅れで迎える開幕は史上初。未曽有のシーズンを前向きに進んでいく。
開幕は必ず来ると信じて、抜かりなく準備を進めてきた。
「関係者も含めて、みんながその思いを強く持っていた。(シーズン開幕は)選手だけの力でもないし、全ての力が合致しないと迎えられなかった」
新型コロナウイルス感染者が一番多い東京都に本拠地を置くだけに、予防策を万全に練った。全員がPCR検査を受診し「陰性」で迎える開幕。医療従事者、体調管理を心がけた選手、予防策に手を尽くした球団のおかげで晴れの日を迎えられることに感謝しながらシーズンに臨む。
オープン戦最下位。直近の練習試合を5連敗の11位で開幕を迎えるが、連覇への手応えはある。今月上旬に新型コロナウイルスの陽性反応が出て、離脱していた坂本、大城が開幕戦に間に合った。「(動きに)全く違和感はないです」。戦力が整い、自信を深めた。
球団6000勝へあと1勝。「6000という数字は早めにクリアしたいけど、目標はさらに高いところにある」。伝統の一戦で大台に到達。開幕ダッシュを決め、連覇への道を歩む。