巨人・田口、3回5K仁王立ち!開幕第3戦へ万全「自分ができることを」

 「練習試合、巨人2-4日本ハム」(14日、東京ドーム)

 キレ味抜群の直球をコーナーに投げ分け、多彩な変化球で打者を幻惑する。持ち味を存分に発揮した巨人・田口が本拠地に仁王立ちした。先発で3回1安打無失点。次回登板は21日・阪神戦の可能性が高く、スタンバイOKだ。

 初回に西川、大田、近藤と三者凡退に斬ってエンジン全開。スタメンに6人並んだ右打者に対して内角を果敢に攻めるなど、計5奪三振で圧倒した。「ファウルが多く取れたので、そこは良かったと思います」。最高の状態のまま、あえて43球でマウンドを降りた。

 原監督も「いい形で(シーズンに)入れると思いますね」と仕上がりの良さに目を細める。宮本投手チーフコーチは「何も言うことないですよ。最近は自分が引っ張っていくんだという自覚も感じる」と太鼓判を押した。

 個人調整期間は投げ込みやウエートトレーニングを重点的に行い、スタミナ面を強化した。プロ入り時に決めた通算200勝の夢を追いかけ、先発再転向に挑む今シーズン。左腕は「自分ができることを全うするだけ。チームが勝つ野球をしたい!」と気合十分だ。

 阪神戦は通算27試合の登板で9勝4敗、防御率2・85と好相性。“左腕アレルギー”のボーアなど、緩急自在の投球で手玉に取る。死角は見当たらない。

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