日本ハム清宮 やっと初タイムリー 出場9戦目、開幕スタメンのぞみつなぐ一打

 「練習試合、日本ハム8-5巨人」(13日、東京ドーム)

 初の開幕1軍、さらには開幕スタメンへ、望みをつなぐ一打となるか。練習試合再開後、出場9試合目にして日本ハム・清宮に初のタイムリーが飛び出した。

 「思ったところにバットは出ている感じはある。悪くはないかなと思います」

 初回、2点リードで迎えた2死二塁での打席。サンチェスの外角高め152キロ速球をバットの先端で捉え、右中間へ適時二塁打を放った。

 手応えを見せる清宮とは対照的に、栗山監督の表情は渋かった。その後の打席で凡退したことに触れつつ「期待が大きいだけに、(清宮)幸太郎らしさが、なんか、こう…」と悩ましげな表情。物足りなさはある。

 前日までの1軍練習試合8試合で19打数2安打(うち1本塁打)と苦しんだが「ピッチャーとの間合いは、だんだんつかめてきている」と状態は上がってきた。開幕前最後の実戦となる14日の巨人戦(東京ドーム)に向けて「出場できたら気負わないでやりたい」と淡々。最後まで開幕スタメンを諦めるわけにはいかない。

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