巨人 坂本&大城と濃厚接触者を含む26人が陰性 5日のヤクルト戦から再開

 巨人は4日、新型コロナウイルスのPCR検査で陽性と判定され、都内の医療機関に入院した坂本勇人内野手(31)と大城卓三捕手(27)が3日夜に再度PCR検査を受け、この日の朝に陰性と判定されたことを発表した。濃厚接触者を含む26人の陰性も確認し、予定通り5日の練習試合・ヤクルト戦(東京ドーム)を行うことが決定。今後も月2回程度の同検査実施の検討や、球団独自の検査ノウハウを他球団に提供する方針だ。

 球界を揺るがした衝撃のコロナ感染ニュースから一夜明け、坂本と大城の陰性が発表された。都内の球団事務所でブリーフィングが行われ、星春海総務本部長が改めて「早期チーム合流を目指していきます」と明言。6月19日の阪神との開幕戦へ、チーム一丸で「万全の措置を講じていきます」と話した。

 両選手は2日の練習試合・西武戦(東京ドーム)出場後に新型コロナウイルスのPCR検査を受け、3日午前中に「微陽性」と判定された。同ウイルスの遺伝子量(Ct値)が2人とも陰性レベルには届いていなかったという。体に異常はなく無症状だったが都内の医療機関に入院した。

 3日夜に再度PCR検査を受け、この日朝に陰性と判明。既に感染後に回復したことを示すIgG抗体が確認されていることから、今後は入院先の医療機関や管轄の保健所と協議しながら、退院時期を検討していくことになる。また濃厚接触者とその疑いがあった26人の陰性も判明した。

 これを受けて星総務本部長は「予定通りのスケジュールで開幕に向けて動いていきます」と説明。5日の練習試合・ヤクルト戦(東京ドーム)も実施する。チーム全員の安全と健康を確認しながら、伝統の一戦に向かう。

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