楽天・岸孝之投手（３５）が２４日、楽天生命パーク宮城での自主練習後にオンライン取材に応じ、最短で６月１９日予定のシーズン開幕をにらみながらもマイペース調整を行っていく考えを示した。

　この日はユニホーム姿でブルペンに入り、捕手を座らせて直球のみを７０球。「強い球を投げたりは、まだまだ」とした上で、「満足いくレベルにまではなっていないが、徐々に上がってきているとは思う」と話した。

　３月に腰の張りを訴えて離脱。患部の状態は「大丈夫です」と回復したが、チームの自粛期間もあり、難しい調整となった。それだけに開幕を念頭に置きながらも「時間はないが焦らず無理せず、迷惑を掛けないようにやっていきたい」と再度の故障防止を含めて慎重に調整する構えだ。

　その中で「傾斜で投げることは常に意識してやらないと」と強弱を付けてブルペンへほぼ毎日入るなど工夫をする岸。年間を通じてローテを守るため、必死の取り組みを続ける。