コロナ禍でアマ野球の現場に戸惑い アピール機会なくなり「トライアウト」求める声も

 新型コロナウイルス感染拡大でアマチュア野球の各大会が立て続けに中止、延期となっている。試合がない中で大きな打撃を受けているのがNPBのスカウトたち。“仕事場”に足を運べず、身動きが取れない状態だ。今後も情勢が改善されなければ、11月5日予定のドラフト会議にも多大な影響を及ぼす可能性が出てきている。

 アマ野球の現場も現状への戸惑いは隠せない。公式戦が減ったことで、アピール機会もなくなってしまった。“安定路線”で志望をプロから大学や社会人などへ変更する有望選手が増える可能性も否定はできない。

 選手を受け入れる立場としても、課題は浮上する。大学のスポーツ推薦枠などは通常、全国大会の戦績が重視されることが多い。しかし、センバツ中止によって参考とするべき基準がなくなってしまった。状況が好転しないままだと、今後への不安は拭えない。春のリーグ戦と入れ替え戦を中止した東都大学野球連盟では、プロや社会人のスカウトを招いてのトライアウトのような機会を求める意見が上がっているという。学生球界は進路支援の工夫も必要になってきそうだ。

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