大学野球の全日本選手権は延期 6月から8月へ 引退する選手へ「希望が持てるよう」

 全日本大学野球連盟は2日、都内で臨時常務理事会を開いて全日本大学野球選手権の開幕を6月8日から8月12日に延期することを決定した。当初の会場は神宮球場と東京ドームだったが、変更後は東京五輪延期によって使用可能となった神宮球場のみで9日間の開催。新型コロナウイルス感染拡大の影響で全国26連盟の多くが春季リーグ戦開幕を延期となり、代表校選出が厳しい状況を考慮した。

 同大会の全日程延期は初めてで、8月の開催は長嶋茂雄(現巨人終身名誉監督)擁する立大が優勝した1957年の第6回以来となる。同連盟の内藤雅之常務理事は地方リーグ選手には春季リーグ戦後に4年生が引退するケースを挙げて、「少しでも希望が持てるようにする」と中止ではなく延期の方針を説明した。

 またハーレム国際大会(6月26~7月5日・オランダ)中止を受けて同大会に向けた侍ジャパン大学代表の編成を取りやめることも決め、8月中旬に新設された第1回アジア大学選手権(中国)については開催可否を主催者側に確認中とした。

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