ヤクルト・西田、コーチに恩返しのホームラン「気持ちに応えたかった」
「練習試合、ヤクルト7-2阪神」(20日、神宮球場)
ヤクルトの西田明央捕手(27)が、会心の当たりで無観客の左中間スタンドへ放り込んだ。
2点リードで迎えた七回だった。先頭で打席へ向かうと、阪神の新人・小川の変化球をズドン。白球は大きな弧を描いて、静まりかえるスタンドへと着弾した。
恩返しの一打となった。19日の練習後に、室内練習場で特打を敢行。「松元打撃コーチが室内で、20球魂のこもったボールを投げてくれたので、その気持ちに応えたかったです」と思いを明かした。会心の一撃となったが、手応えについて西田自身は「一生懸命走りすぎて…」と苦笑い。九回にも二塁打を放つなど、好調をキープした。
西田は2月に2020年の新チーム1号も放っており、もしこの日開幕戦を迎えていれば…。球春到来まで、さらに準備を続けていく。