「練習試合、ＤｅＮＡ２－６ロッテ」（１８日、横浜スタジアム）

　身長１６７センチの小兵が持ち前のパンチ力を発揮した。１８日、ロッテとの練習試合に「７番・二塁」で先発出場したＤｅＮＡ・柴田竜拓内野手（２６）が２ラン含む２安打２打点をマーク。ルーキーイヤーの２０１６年以来となる開幕スタメン奪取へ猛アピールした。

　二回、１死一塁の場面。二木の１３９キロを鋭く振り抜いた。無人の右翼席最前列に飛び込む一発にも「あの場面はどのボールが来ても引っ張ろうという意識でした」とチーム打撃を強調した。

　四回の第２打席では右前へクリーンヒット。バットでもさえ渡る守備職人に、ラミレス監督は「そのオプションはあり得ると思います」と二塁での開幕スタメンの可能性を口にした。

　２６歳の台頭は外国人枠を巡る競争にも影響を及ぼす。二塁を主戦場とするソトが一塁へ入ればロペスのポジションは失われ、オースティンを含めた野手３人体制から投手２、野手２のオプションも考えられる。スーパーサブから脱却し、柴田がレギュラー取りを目指す。