楽天 3・11に王者圧倒 試合一時中断し黙とう 銀次「常にこの日を思ってプレー」

 「オープン戦、楽天9-2西武」(11日、静岡県草薙総合運動野球場)

 あの日から9度目の3月11日。再び東北に歓喜の時を-。グラウンドの楽天ナインに、その思いがにじんだ。

 三回2死一、三塁から島内のバックスクリーンへの3ランで先制すると、四回2死からは被災地である岩手県出身の銀次が遊撃内野安打で出塁。満塁として辰己が走者一掃の中越え二塁打と、2年連続リーグ王者の西武を圧倒した。

 そして五回2死。東日本大震災が発生した午後2時46分に試合は一時中断され、両軍の選手らが犠牲者へ黙とうをささげた。

 「自分にとってもチームにとっても、すごく特別な日。自分の中では常にこの日を思ってプレーしている」と銀次。そして今季へ向けて「まずは勝つこと。勝てばみんなが喜んでくれる」と改めて決意を示した。

 静岡遠征を6戦全勝で終え「最後まであきらめず、手に手を取って全力で戦っている姿を見てほしい」と三木監督。復興は道半ば。だが「みなさんと笑い合える目標へ頑張りたい」という思いの結実が、その一助となる。

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