ロッテ新加入の鳥谷「甲子園でファンに恩返し」5月交流戦出場に意欲

 昨季限りで阪神を退団し、ロッテに新加入した鳥谷敬内野手(38)が11日、ZOZOマリンスタジアムにあいさつに訪れた。獲得してくれた球団や支えてくれた周囲への恩返しを誓い、古巣の阪神が初戦の相手となる交流戦出場に強い意欲を示した。

 阪神時代は長かった髪を短く整えた鳥谷が、本拠地のZOZOマリンにスーツ姿で登場した。外野のグラウンドでナインにあいさつすると、盛大な拍手で迎えられた。井口監督から「一緒に戦いましょう」と激励され「力になれるように頑張ります」と力強く誓った。

 阪神を昨季限りで退団。NPB球団での現役続行を熱望し、3月に入ってようやく移籍先が決まった。「シーズンが始まるまでにどこもなければ引退」と腹をくくった中、ロッテがチャンスを与えてくれた。

 ベテランが強い覚悟を胸に挑む。「野球をやる以上、レギュラーは狙っていきます」と宣言し「ポジションは、空いたところに入ってチャンスをつかむという方法しかない」と決意。「自分が監督を胴上げできれば最高」と恩返しを誓った。

 古巣との対決も熱望した。ロッテの交流戦開幕カードは、5月26日からの阪神3連戦(甲子園)。「昨年1年間、阪神ファン、(阪神の)選手も含めて、たくさん勇気づけられた。そこ(甲子園)で自分がプレーしている姿を見せるのが阪神ファン、喜んでくれている(阪神の)選手への恩返しかなと思います」と笑みを浮かべた。

 「何年できるか分からないですし、先が長いというわけでもない。自分が納得した形で野球人生を終えられるように」と抱負を語ったレジェンド。たくさんの感謝の思いを込めて新天地で躍動する。

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