萩生田光一文部科学相は６日の閣議後の記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大を受けて日本高野連が選抜高校野球大会を無観客開催とする方向で準備していることについて「主催者の判断を尊重する。仮に無観客で実施する場合は、生徒の健康、安全を確保するための対策を十分講じてほしい」と求めた。

　柔道やテニス、卓球など野球以外の高校スポーツが３月に予定していた全国大会が全て中止になったことについては「それぞれの主催者が判断すべきだ」と話すにとどめた。

　スポーツ庁の滝本寛次長は６日の衆院文部科学委員会で、全国一斉の休校要請が出る中、選抜高校野球大会の出場校が部活動として練習を行えるかどうかについて「練習実施を一律に否定するものではない」と述べた。