選抜大会の特例措置検討 試合日直前の宿舎への移動など議論
日本高野連の小倉好正事務局長は5日、無観客での実施に向けて準備を進めている第92回選抜高校野球大会(19日開幕・甲子園球場)について「従来の取り決めとは違う対応を急いでやっている」と話し、特例措置を検討していることを明らかにした。
新型コロナウイルスの感染のリスクを最小限にするため、出場校の地元から宿舎への移動を試合日直前でも認めることなどを選択肢に含めて議論しているという。通常開催の場合は、開会式リハーサルの前日までに宿舎入りすることになっているが、今大会は開会式の中止が決まっている。
日本高野連は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4日に運営委員会と臨時理事会を開き、選抜大会を無観客で開催する方針を示した。11日の臨時運営委員会で開催の可否を最終判断する。