ヤクルト・吉田成 マルチで猛アピール!“世界の青木”打法で絶好調

 「オープン戦、ソフトバンク5-3ヤクルト」(5日、ペイペイドーム)

 好調の秘けつは“世界の青木”打法だ。ヤクルト・吉田成が2安打2打点と好調をキープ。「チャンスで打ててよかった」。猛アピールで定位置獲りへ突き進む。

 価値ある2本となった。三回にエンドランを決める左前打。同点の五回には、左腕・川原の逃げる変化球を右中間へ2点適時二塁打。オープン戦打率はこれで・348。大躍進の裏には、昨秋から取り組む「体で打つというイメージ」の青木打法があった。

 春季キャンプでは、何度も青木から助言をもらってきた。この日は人生で2度目だという一塁での出場。ファーストミットも後輩から借りていた。開幕後の一塁起用は難しいとした高津監督だが「打席に立たせたかった」と、魅力ある打撃が起用の幅を膨らませている。

 高みを目指す。「開幕1軍だと、そこで満足してしまう。僕はどこでもいいから、レギュラーを狙っているので」と吉田成。不動の二塁には山田哲、戦線離脱中だが、一塁には村上。強打者がひしめくが、内野ならどこでも守れる吉田成が堂々と殴り込む。

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